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7月マンション市場動向・首都圏、発売12.8%減

2018年08月16日

不動産経済研究所は15日、7月の首都圏マンション市場動向を明らかにした。供給戸数は2986戸で、前年同月の3426戸に比べ12.8%減と、2カ月ぶりの減少となった。また初月契約率は67.8%で前年同月比では4.1ポイントダウン、4カ月連続で60%台にとどまっている。

7月の供給195物件・2986戸は前年同月(193物件・3426戸)と比べると、物件数は2物件増加したのに対して戸数は440戸の減少となった。そのうち100戸以上売り出された物件は2物件だった(前年同月は3物件)。

また初回売り出し物件(単発物件を含む)は36物件・1443戸、シェア48.3%で、前年同月の39物件・1789戸(シェア52.2%)を物件数で3物件、戸数でも346戸下回り、全体の戸数は12.8%減と大きく落ち込むこととなった。

エリア別にみると、千葉県が127.1%増、都下も98.1%増と伸びた一方、神奈川県が38.9%減、都区部も22.9%減と大きく落ち込んでいる。都区部のシェアは48.1%となり、前年同月の54.4%から6.3ポイントのダウンとなった。

新規供給に対する契約戸数は2024戸で、初月契約率は67.8%。前年同月の71.9%と比べ4.1ポイントダウンしている。エリア別では、都区部が73.0%と唯一70%を突破したものの、神奈川県が58.7%と50%台に低迷したほか、都下、埼玉県、千葉県も60%台にとどまっている。

戸当たり平均価格は6191万円で前年同月比371万円(5.7%)、m2単価も91.7万円で同3.5万円(3.7%)、いずれも下落している。戸当たり、単価ともに3カ月ぶりの下落。エリア別では埼玉県が戸当たり、単価ともに2ケタ上昇したのに対して、都下、神奈川県はいずれも下落している。

専有面積は67.53m2で、前年同月に比べて2.0%の縮小。100m2以上の住戸は都区部7物件・31戸、都下1物件・2戸、神奈川県2物件・2戸、埼玉県1物件・1戸、千葉県1物件・3戸の合計12物件・39戸で、シェアは1.3%となっている。

即日完売物件は4物件・137戸(シェア4.6%)、フラット35登録物件戸数は2814戸(同94.2%)であった。月末時点の在庫は6262戸で、前月末の6368戸に比べ106戸減少している。
なお、8月の供給戸数は2000戸前後となる見込みである。

(提供:日刊不動産経済通信)

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