マンション価格が東京23区で過去最高に
2019年03月18日
日本不動産研究所がまとめた「住宅マーケットインデックス2018年下期」によると、東京23区に立地する新築・中古の大型(80m2以上)と標準(40~80m2未満)タイプのマンション価格は、98年の調査開始以降で最高値となった。
都心5区の新築・大型タイプは前期比6.5%の上昇、中古・大型タイプも6.8%の上昇と都心5区が価格上昇をけん引している。
東京23区の新築・大型タイプの価格は、1m2当たり177.6万円と前期比で15.3%の大幅な上昇となった。都心5区(208.6万円)の占める割合が64%と、前期の48%から増加し、成約価格も上昇しているため全体を押し上げた。
23区の新築・標準タイプも6.8%上昇の109.6万円だったが、新築・小型タイプ(40m2未満)は1.9%減の116.6万円とわずかに低下した。都心5区の動きも同様で、新築・標準タイプは5.7%上昇の138.1万円だったが、新築・小型タイプは8.5%減の125.4万円と低下率が比較的大きかった。
新築のマンション賃料をみると、都心5区の大型タイプは1m2当たり6437円で4.6%の上昇だった。標準タイプは1.5%上昇の4664円、小型タイプは横ばいの4447円だった。23区に広げると、新築・大型タイプは1.7%上昇の5295円、新築・標準タイプは0.4%低下の3390円、新築・小型タイプは0.1%上昇の3727円だった。中古の賃料もほぼ同じ傾向を示している。全体として上昇は続いているが、前期での伸び率と比べると上昇幅は縮小している。
(提供:日刊不動産経済通信)
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