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2月のマンション市場動向・首都圏、発売は6.7%減の2323戸

2019年03月19日

不動産経済研究所は18日、2月の首都圏マンション市場動向を明らかにした。供給戸数は前年同月比6.7%減の2323戸で、2カ月連続の減少となった。初月契約率は65.6%で前年同月比0.6ポイントアップしたものの、11カ月連続で70%を下回った。

2月の供給物件数は全184物件で、前年同月の198物件から14件減少。100戸以上を売り出したのは「ザ・パークハウス本厚木タワー」(神奈川県厚木市、全163戸、1期分120戸)の1物件にとどまった(前年同月は2物件)。初回売り出し物件は28物件・994戸で、前年同月の32物件・1095戸を物件数で4物件、戸数で101戸それぞれ下回っている。

供給戸数をエリア別にみると、埼玉県が69.2%増、神奈川県が40.6%増と大きく伸ばしたのに対して、それ以外のエリアはいずれも2ケタ減となっており、特に千葉県は70.4%減、都下が55.8%減と大幅に落ち込んだ。都区部のシェアは39.7%で、前年同月に比べて4.6ポイントダウンした。

新規供給に対する契約戸数は1525戸で、初月契約率は65.6%。エリア別では都区部が72.0%と唯一7割を突破した一方、埼玉県は59.3%と6割を切った。

戸当たり平均価格は6284万円で、前年同月比2.5%の上昇、m2単価は91.1万円で同じく2.5%上昇した。戸当たり、単価ともに2カ月連続の上昇となった。エリア別にみると都下が戸当たり、単価ともに下落した一方、都区部と埼玉県はいずれも上昇している。

専有面積は68.96m2で、前年同月比0.01%の拡大。100m2以上の住戸は、都区部11物件・25戸、神奈川県5物件・9戸、埼玉県1物件・1戸で、全体では17物件・35戸となり、シェアは1.5%であった。

即日完売は4物件・40戸(シェア1.7%)、フラット35登録物件戸数は2248戸(96.8%)。2月末時点の在庫は前月末比468戸減の8572戸と2カ月連続で大幅に減少しており、在庫の圧縮は順調に進んでいる。

なお、3月の供給は3500戸前後が見込まれる。

(提供:日刊不動産経済通信)

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