3月の首都圏中古マンション成約は4117件
2019年04月11日
東日本不動産流通機構は10日、3月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏中古マンションの成約件数は前年同月比7.8%増の4117件と、90年の集計開始以来、単月の件数としては過去最高となった。前年同月比プラスとなるのは3カ月連続。
エリア別に成約件数をみると、東京都多摩を除く各地域が前年比でプラス。東京都は同7.1%増の2124件で90年の集計開始以来過去最高となった。東京都区部も同様に、同9.3%増の1757件と過去最高。そのほか、横浜市・川崎市は759件(15.2%増)と6カ月連続、千葉県は472件(0.6%増)と5カ月連続で、前年同月を上回った。他のエリアは、東京都多摩が367件(2.4%減)、埼玉県が498件(10.2%増)、神奈川県他が264件(3.5%増)となった。
在庫件数は同3.3%増の4万7784件。過去最高を更新した1月の4万8796件に比べて減少したが、高水準は維持。前年同月比プラスとなるのは46カ月連続となった。新規登録件数は1万8451件(0.7%増)で、ほぼ横ばいながら19カ月連続で前年同月を上回った。前月比では4.4%の増加。成約㎡単価は53.96万円(3.6%増)、成約価格は3490万円(3.6%増)と、2月に続いて前年同月を上回った。
中古戸建ては成約件数が1350件(6.0%増)と、5カ月連続で前年同月比プラス。成約価格は3182万円(2.8%減)と3カ月連続で前年同月を下回った。在庫件数は2万1792件(10.7%増)と、前年同月より2ケタ増となった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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