18年度3月のマンション市場動向・近畿圏
2019年04月18日
近畿圏(2府4県)の3月のマンション市場動向は、供給戸数が前年同月比17.0%減少の1449戸となり、3カ月連続で前年実績を下回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が43.8%減の495戸、大阪府下が2.3%増の402戸、神戸市部が25.6%増の275戸、兵庫県下が213.8%増の204戸、京都市部が66.4%減の40戸、奈良県が14.3%減の12戸、滋賀県が56.1%減の18戸、和歌山県が57.1%減の3戸、京都府下での発売はなかった。大阪市中心部の供給が大幅に減少し、全体の数字を押し下げた。
初月契約率は、前年同月比13.3ポイントアップの80.6%と、10カ月連続で好調ラインの70%を上回った。契約率が80%を上回ったのは昨年8月以来7カ月ぶりとなる。
平均価格は、19.2%上昇の4404万円。m2単価では2.8%上昇の67.0万円。平均価格、単価ともに2カ月連続のアップとなった。3月末時点の販売在庫は2379戸で、前月末比194戸の減少、前年同月末比では24戸の増加となった。なお、4月の供給は1500戸程度となる見通し。
18年度(18年4月~19年3月)の供給戸数は、前年度比1.2%増の2万78戸となり、2年連続で増加し、5年ぶりに2万戸を上回った。エリア別では、大阪市部が8.8%減の8759戸、大阪府下が10.8%増の4395戸、神戸市部が31.9%増の2383戸、兵庫県下が32.9%増の2308戸、京都市部が7.2%減の1114戸、京都府下が75.1%減の47戸、奈良県が114.2%増の257戸、滋賀県が28.1%減の741戸、和歌山県が62.2%減の74戸。大阪府下、神戸市部、兵庫県下が前年度を大きく上回った。
初月契約率は、前年度比2.2ポイントダウンの74.4%で、9年連続で好調ラインを上回った。平均価格は、1.5%上昇の3903万円。m2単価は4.2%上昇の66.3万円。平均価格は3年ぶりの上昇、単価は6年連続の上昇となった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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