5月の4レインズ(不動産流通機構)、売成約が1年ぶり減
2019年06月25日
不動産流通推進センターは、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムの5月分の活用状況についてまとめた。5月の成約報告件数は前年同月比9.4%減の4万1043件となり、8カ月ぶりにマイナスに転じた。このうち、売り物件は3.6%減の1万3571件で、12カ月ぶりに前年実績を下回った。賃貸物件は12.0%減の2万7472件と2ケタ台のマイナスとなり、3カ月連続で減少した。
売り物件の成約件数のうち、マンションが5359件、一戸建てが4727件など。賃貸物件は、マンションが2万3755件、一戸建てが1162件など。5月の新規登録件数の合計は前月比9.5%減の37万6663件と、2カ月連続で前月比マイナスとなった。このうち、売り物件数は前月比10.0%減の14万5309件と、前月比で再びマイナスに転じ、賃貸物件数は前月比9.2%減の23万1354件と前月比で2カ月連続で減少した。
売り物件の新規登録件数を地域別にみると、中国、四国を除く地域が前月比で減少した。首都圏は4万8940件(前月比13.0%減)、近畿圏は2万862件(4.9%減)。売り物件の種類別では、マンションが4万464件(13.2%減)、一戸建てが4万7999件(9.0%減)、土地が4万8593件(8.4%減)など。
5月末時の総登録件数は前年同月比6.5%減の78万3780件で前年同月比38カ月連続のマイナス、前月比でも再びマイナスに転じた。このうち、売り物件は前年同月比9.0%増の36万1735件、賃貸は同16.7%減の42万2045件だった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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