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中古マンション成約が6月では過去最高

2019年07月11日

東日本不動産流通機構は10日、6月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏中古マンションの成約件数は前年同月比5.2%増の3490件。90年の機構発足以降、6月としては過去最高となった。在庫件数は同2.7%増の4万6962件。49カ月連続で前年同月比プラスとなったが、前月比ではほぼ横ばい。

エリア別に成約件数をみると、埼玉県と神奈川県他を除く各地域が前年同月比で増加。東京都区部は5カ月連続で前年同月を上回った。東京都全体では同8.5%増の1809件。このうち都区部は同9.5%増の1479件、多摩は同4.4%増の330件だった。神奈川県は同4.8%増の882件。このうち横浜市・川崎市は同6.7%増の653件、神奈川県他は同0.4%減の229件。そのほか、埼玉県が同8.9%減の381件、千葉県が同7.2%増の418件となった。

成約m2単価は同1.6%増の52.75万円、成約価格は同1.3%増の3361万円で、ともに5カ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は同1.0%減の1万7301件と、3カ月連続で前年同月を下回った。前月比では9.7%の増加。

中古戸建ては成約件数が同3.9%増の1234件と、8カ月連続で前年同月比プラス。成約価格は同0.4%増の3111万円と、ほぼ横ばいながら3カ月連続で前年同月を上回った。在庫件数は同12.3%増の2万2033件と、2ケタ増となり、25カ月連続で前年同月を上回った。前月比では0.9%の増加。エリア別では、東京都区部は同9.8%増の224件と3カ月連続で前年同月を上回った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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