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8月の中古マンション成約数は2ケタ増

2019年09月11日

東日本不動産流通機構は10日、8月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンションの成約件数は2584件で、90年の機構発足以降、8月として過去最高を更新した。前年同月比では12.2%増と2ケタ増、3カ月連続で前年同月を上回った。在庫件数は3.8%増の4万8157件と、51カ月連続で前年同月を上回り、前月比でも1.4%増だった。4万8000件を超えたのは今年2月以来6カ月ぶりで、過去3番目に多い水準となった。

エリア別に成約件数をみると、多摩と神奈川県他を除く各地域が前年同月より増加。東京都区部は前年同月比20.3%増の1127件と大幅に上回り、7カ月連続で前年同月比プラスとなった。東京都全体では16.0%増の1376件。うち、多摩は前年同月と同じ249件だった。神奈川県は5.0%増の614件。このうち横浜市・川崎市は7.8%増の441件、神奈川県他は1.7%減の173件。

そのほか、埼玉県が1.4%増の286件、千葉県が23.2%増の308件となった。成約m2単価は3.4%上昇の53.88万円、成約価格は4.3%上昇の3461万円で、ともに7カ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は2.9%増の1万6228件だった。前月比では7.9%の減少。

中古戸建ては成約件数が20.9%増の965件と大幅に増加した。成約価格は4.5%下落の3030万円となり、前月比でも4.4%下落した。在庫件数は11.7%増の2万2058件と、2ケタ増となり、27カ月連続で前年同月を上回った。前月比でも0.6%の増加だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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