9月の中古マンション成約件数は10%増
2019年10月11日
東日本不動産流通機構は10日、9月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンションの成約件数は3589件と、90年の機構発足以降、9月として過去最高となった。前年同月比では10.6%増と8月に続き2カ月連続で2ケタ増となり、4カ月連続で前年同月を上回った。
エリア別に成約件数をみると、神奈川県他を除く各地域が前年同月より増加。東京都区部は前年同月比11.6%増の1516件と大幅に増加し、8カ月連続で前年同月比プラスとなった。東京都全体では13.8%増の1904件。このうち多摩は23.2%増の388件と大幅に増加。
神奈川県は8.6%増の858件。このうち横浜市・川崎市は12.6%増の617件と、4カ月連続で前年同月を上回った。神奈川県他は0.4%減の241件。そのほか、埼玉県が9.6%増の400件、千葉県が2.6%増の427件となった。
成約m2単価は4.7%上昇の53.79万円、成約価格は5.2%上昇の3463万円で、ともに8カ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は0.8%減の1万7189件。前月比では5.9%増加した。在庫件数は2.1%増の4万7660件と、52カ月連続で前年同月を上回った。前月比では1.0%の減少。
中古戸建ては成約件数が15.0%増の1254件で、8月に続く2ケタ増。すべての地域で前年同月比プラスとなった。成約価格は1.5%上昇の3091万円と、3カ月ぶりに前年同月を上回った。前月比でも2.0%上昇した。在庫件数は9.5%増の2万2170件で、28カ月連続で前年同月を上回った。前月比でも0.5%のプラス。
(提供:日刊不動産経済通信)
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