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10月の中古マンション成約数が2ケタ減

2019年11月12日

東日本不動産流通機構は11日、10月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンションの成約件数は前年同月比10.5%減の2771件と、5カ月ぶりに前年同月を下回った。8月、9月と2カ月連続で前年同月比2ケタ増となり、各月の過去最高を記録していたが、一転2ケタのマイナスとなった。10月の件数としては10年代では上から6番目、直近5年では最低水準だった。

エリア別に成約件数をみると、全地域でマイナスとなり、東京都区部は9カ月ぶりの減少、多摩、横浜市・川崎市、神奈川県他、埼玉県は2ケタ減となった。東京都全体では6.5%減の1421件。このうち東京都区部は4.2%減の1160件、多摩は15.3%減の261件だった。

神奈川県は18.5%減の647件。このうち横浜市・川崎市は19.4%減の460件と、大幅に落ち込んだ。神奈川県他は16.1%減の187件。そのほか、埼玉県が10.6%減の339件、千葉県が9.9%減の364件だった。

成約m2単価は5.7%上昇の53.45万円、成約価格は5.7%上昇の3461万円で、ともに9カ月連続で前年同月を上回った。

新規登録件数は5.4%減の1万7033件。前月比でも0.9%の減少だった。在庫件数は1.8%増の4万7805件と、53カ月連続で前年同月を上回り、前月比でも0.3%増加した。

中古戸建ては成約件数が前年同月比13.0%減の928件と、2ケタ減となった。埼玉県を除く各地域でマイナス。成約価格は6.7%上昇の3150万円。在庫件数は9.0%増の2万2493件となった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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