11月の中古マンション成約数1.6%減
2019年12月11日
東日本不動産流通機構は10日、11月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンションの成約件数は前年同月比1.6%減の3175件となった。10月に続き前年同月を下回ったが、11月の水準としては、10年以降では昨年の3225件に次ぐ水準。
エリア別に成約件数をみると、東京都区部と多摩を除く地域で前年同月を下回り、埼玉県と神奈川県他は2ケタ減となった。東京都全体では6.1%増の1715件。このうち、東京都区部は6.0%増の1372件で、多摩は6.5%増の343件だった。神奈川県は10.9%減の735件となり、6カ月連続で前年同月を下回った。このうち横浜市・川崎市は5.9%減の540件、神奈川県他は22.3%減の195件。そのほか、埼玉県が11.6%減の327件、千葉県が3.9%減の398件だった。
成約m2単価は8.2%上昇の55.01万円、成約価格は7.6%上昇の3548万円で、ともに10カ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は6.1%減の1万6640件。前月比でも2.3%減少した。在庫件数は0.9%増の4万7699件と、54カ月連続で前年同月を上回った。前月比では0.2%の減少。
中古戸建ては成約件数が前年同月比2.0%減の1054件と、10月に続いて前年同月を下回った。エリア別にみると、東京都区部と多摩、千葉県が前年比で減少した。成約価格は1.1%下落の3m2087万円。新規登録件数は4.9%増の6327件。前月比でも2.1%の増加だった。在庫件数は8.8%増の2万2899件となった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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