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中古マンション成約数、19年は過去最高

2020年01月23日

東日本不動産流通機構は22日、19年の首都圏不動産流通市場動向をまとめた。中古マンションの成約件数は前年比2.4%増の3万8109件で、2年ぶりに前年を上回った。これまでの最多だった17年を上回り、過去最高を更新、初の3万8000件台となった。地域別では東京都と横浜川崎地域で前年を上回った。

地域別にみると、東京都全体では前年比4.9%増の2万16件。このうち、都区部が5.3%増の1万6253件、多摩が3.2%増の3763件だった。神奈川県全体では0.2%減の9177件。このうち、横浜川崎が1.8%増の6694件、神奈川他が5.2%減の2483件だった。そのほか、埼玉県が0.4%減の4330件、千葉県が0.0%減の4586件となった。

平均成約m2単価は前年比3.6%上昇の53.45万円で、7年連続の上昇となり、この7年間で40.0%アップした。地域別でも、すべての都県・地域で上昇した。平均成約価格も7年連続で上昇し、3.3%上昇の3442万円となった。3000万円超の各価格帯が成約件数、比率ともに拡大している。

新規登録件数は前年比1.0%減の20万4891件で、過去最高を記録した前年を下回ったが、2年連続で20万件を超える高水準となった。地域別では、東京都区部と東京都全体、埼玉県を除く都県・地域で増加した。成約物件の平均専有面積は0.3%縮小し64.39㎡だった。平均築年数は21.64年(前年21.00年)で経年化が進んだ。

なお、中古戸建ての成約件数も2.5%増の1万3037件で、3年ぶりに前年を上回った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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