中古マンション成約、4カ月ぶりの増加
2020年02月12日
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、1月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンションの成約件数は前年同月比0.5増の2680件となり、4カ月ぶりに前年同月を上回った。1月の水準としては、直近10年間では17年の2861件、14年の2688件に次ぐ水準。
エリア別に成約件数をみると、東京都区部と横浜市・川崎市、埼玉県で前年同月を上回った。横浜市・川崎市は4カ月ぶりの前年同月比プラスとなった。東京都全体では2.3%増の1407件。このうち東京都区部は4.7%増の1153件で、多摩は7.3%減の254件だった。神奈川県全体では0.2%減の650件。このうち横浜市・川崎市は8.4%増の505件、神奈川県他は21.6%減の145件。そのほか、埼玉県が5.9%増の322件、千葉県が10.7%減の301件となっている。
成約m2単価は9.4%上昇の56.29万円、成約価格は11.5%上昇の3672万円で、ともに12カ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は6.1%減の1万7351件と、5カ月連続で前年同月を下回った。前月比では16.7%増の2ケタ増となり、4カ月ぶりに増加。在庫件数は2.4%減の4万7624件で、前月に続き前年同月を下回った。前月比では1.2%のプラス。
中古戸建ては成約件数が前年同月比4.3%増の899件で、4カ月ぶりに前年同月を上回った。多摩と千葉県を除く各地域が前年同月を上回り、横浜市・川崎市と神奈川県他は大幅に増加した。成約価格は3.8%上昇の3100万円。
(提供:日刊不動産経済通信)
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