不動産流通推進センターは、全国の4不動産流通機構（東日本、中部圏、近畿圏、西日本）のレインズシステムにおける1月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は前年同月比7.8％減の4万6491件となり、9カ月連続で前年同月を下回った。このうち、売り物件は0.7％減の1万2510件で、4カ月連続の前年同月割れ。賃貸物件は10.2％減の3万3981件で、11カ月連続の前年同月比マイナス。

売り物件の成約件数のうち、マンションが5109件（前年同月比1.4％減）、一戸建てが4443件（4.2％増）、土地が2638件（7.0％減）など。地域別にみると、首都圏と中部4県、近畿圏、九州が前年同月を下回った。首都圏が4895件（0.5％減）、近畿圏が2680件（4.6％減）、中部圏が1123件（0.3％増）、九州が1057件（4.3％減）など。賃貸物件の成約件数は、マンションが3万431件（10.9％減）、一戸建てが1208件（4.2％増）など。

新規登録件数は前月比20.7％増の40万8265件と大幅に伸び、3カ月ぶりにプラスに転じた。このうち、売り物件数は12.5％増の14万2586件で、賃貸物件数は25.7％増の26万5679件だった。

1月末時の総登録件数は前年同月比5.9％減の78万6094件となり、46カ月連続で前年同月を下回った。前月比でも0.9％の減少。このうち、売り物件は8.3％増の38万6927件と前年同月比で33カ月連続でプラス。前月比でも1.4％の増加。賃貸物件は16.4％減の39万9167件となり、57カ月連続の前年同月割れとなった。

（提供：日刊不動産経済通信）