中古マンション成約、2カ月連続プラス
2020年03月11日
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、2月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンションの成約件数は前年同月比7.6%増の3749件となり、2カ月連続で前年同月を上回った。90年の機構発足以降、2月としては過去最高となった。
エリア別に成約件数をみると、埼玉県を除く各地域が前年同月を上回った。神奈川県他は9カ月ぶり、千葉県は5カ月ぶりの前年同月比プラスとなった。東京都全体では9.8%増の2000件。このうち東京都区部は7.8%増の1602件で、多摩は18.8%増の398件だった。神奈川県全体では7.4%増の902件。このうち横浜市・川崎市は6.5%増の657件、神奈川県他は9.9%増の245件。そのほか、千葉県が7.6%増の441件、埼玉県が1.7%減の406件となった。
成約m2単価は2.8%上昇の54.76万円、成約価格は2.7%上昇の3573万円で、ともに13カ月連続で前年同月を上回った。ただし、前月比ではm2単価・価格ともに2.7%下落し、m2単価は2カ月ぶり、価格は4カ月ぶりのマイナスとなった。新規登録件数は1.4%減の1万7421件と、6カ月連続で前年同月を下回った。前月比では0.4%のプラス。在庫件数は2.6%減の4万7423件と、3カ月連続で前年同月を下回った。前月比も0.4%のマイナス。
中古戸建ては成約件数が前年同月比4.4%増の1127件で、2カ月連続で前年同月を上回った。東京都区部と横浜市・川崎市は2ケタ増となった。成約価格は1.4%上昇の3169万円。
(提供:日刊不動産経済通信)
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