不動産サイト nomu.com > 不動産ニュース > 売成約、5カ月ぶりに前年同月を上回る

不動産ニュース Pick-up

売成約、5カ月ぶりに前年同月を上回る

2020年03月30日

不動産流通推進センターは、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける2月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は前年同月比1.2%増の6万1859件となり、10カ月ぶりにプラスに転じた。このうち、売り物件は4.8%増の1万6962件で、5カ月ぶりに前年同月を上回った。賃貸物件は0.1%減の4万4897件で、12カ月連続の前年同月割れとなった。

売り物件の成約件数のうち、マンションが7270件(前年同月比3.4%増)、一戸建てが5738件(6.3%増)、土地が3508件(4.3%増)など。地域別にみると、北海道と東北、首都圏、中部圏、近畿圏、中国が前年同月を上回った。首都圏が6593件(5.0%増)、近畿圏が4186件(7.3%増)、中部圏が1423件(0.9%増)、九州が1398件(2.7%減)など。賃貸物件の成約件数は、マンションが4万612件(0.5%減)、一戸建てが1586件(8.9%増)など。

新規登録件数は前月比3.2%減の39万5281件。このうち、売り物件は2.7%減の13万8699件で、賃貸物件は3.4%減の25万6582件だった。2月末時の総登録件数は前年同月比6.5%減の75万9232件となり、47カ月連続で前年同月を下回った。前月比でも3.4%の減少と、3カ月連続でのマイナス。このうち、売り物件は7.7%増の38万7628件と前年同月比で34カ月連続でプラスとなった。前月比でも0.2%の増加。賃貸物件は17.8%減の37万1604件と、58カ月連続の前年同月割れとなった。前月比でも6.9%のマイナス。

(提供:日刊不動産経済通信)

  • ノムコム会員