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女性の堅実なマンション購入意欲高まる

2020年06月01日

(一社)女性のための快適住まいづくり研究会は、5年以内に分譲マンションを購入した女性の会員を対象に、マンション購入にまつわる条件やライフスタイルに関係するアンケートをまとめた。購入時の年齢は35~39歳が最多で、現状の生活を変えずに無理のない資金計画を立ててコンパクトマンションを購入する傾向が目立った。調査期間は4月18~29日、インターネットによるアンケートで563人の回答を集めた。

同調査では、初めてマンションを購入した際の年齢は35~39歳が27.5%で最多、40~44歳が21.0%、30~34歳が18.5%で続く。45~49歳は14.2%、50~54歳も7.3%で、定年延長などを見据えて50歳代以上の購入意欲も高まっている。購入時の年収は、500万円台が24.3%、400万円台が20.8%、300万円台が15.6%と500万円台以下が過半数で、一般的な会社員の収入での購入が多い。

資金計画では、住宅ローンの低金利を生かして、購入したマンションの価格は3000万円台が約4割と最多で、18年の調査より予算としては約500万円の上昇がみられた。また、頭金0円が18.5%、ボーナス払い0円が79.4%で、負担増加を避けた堅実な計画を立てていることがわかった。

マンションを選ぶ際に重視した点は、駅距離(74.2%)やエリア・沿線(74.1%)が多く、資産価値で物件を選ぶ傾向が顕著だった。間取りは、供給不足で価格が下がりにくい1LDK(1DK)54.2%、2LDK(2DK)24.3%が多く選ばれており、ライフスタイルの変化で賃貸に回すなど将来を見越した購入がみられた。

(提供:日刊不動産経済通信)

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