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7月の売り成約数、5カ月ぶりにプラス

2020年08月21日

不動産流通推進センターは20日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける7月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は前年同月比0.3%増の4万6663件となり、5カ月ぶりにプラスに転じた。このうち、売り物件は0.4%増の1万6311件で、5カ月ぶりの前年超え。賃貸物件は0.3%増の3万352件で、17カ月ぶりにプラスに転じた。

売り物件の成約件数のうち、マンションが6176件(前年同月比2.8%減)、一戸建てが5905件(2.5%増)、土地が3825件(3.4%増)。地域別にみると、北海道、東北、関東甲信越、首都圏、中部圏で前年を超えた。首都圏が6183件(1.9%増)、近畿圏が3789件(3.9%減)、中部圏が1419件(2.2%増)、九州が1372件(0.4%減)など。賃貸物件の成約件数は、マンションが2万6033件(0.8%減)、一戸建てが1353件(8.8%増)だった。

新規登録件数は前年同月比0.4%増の38万8036件。このうち、売り物件は7.5%減の13万829件と、4カ月連続で前年同月を下回った。前月比でも3.4減となり、3カ月ぶりのマイナス。一方、賃貸物件は5.1%増の25万7207件と、3カ月連続で前年同月比プラスとなった。総登録件数は2.7%増の81万9851件。このうち、売り物件は0.3%減の36万9155件で39カ月ぶりに前年同月比でマイナスに転じた。前月比でも2.6%減と3カ月連続の減少。一方、賃貸物件は5.4%増の45万696件と、2カ月連続で前年同月を上回った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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