8月の売り成約、前年比18.8%増
2020年09月24日
不動産流通推進センターは23日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける8月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は前年同月比7.5%増の4万2044件で、2カ月連続で前年同月を上回った。このうち、売り物件は18.8%増の1万5712件で、前年同月より2ケタの大幅増加となった。賃貸物件は1.8%増の2万6332件だった。
新規登録件数は前年同月比0.9%増の35万928件で、3カ月連続で前年同月を上回った。このうち、売り物件は7.5%減の11万9426件で、5カ月連続の前年同月割れ。前月比でも8.7%の減少で、2カ月連続で前月を下回った。
一方、賃貸物件は5.9%増の23万1502件と、4カ月連続で前年同月比プラスとなった。総登録件数は1.7%増の81万1654件と、4カ月連続の前年同月超え。このうち、売り物件は4.3%減の35万8254件で2カ月連続で前年同月を下回り、前月比でも3.0%減と4カ月連続で減少した。一方、賃貸物件は6.9%増の45万3400件と、3カ月連続で前年同月を上回り、前月比でも0.6%増だった。
売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが5994件(前年同月比16.6%増)、一戸建てが5632件(23.1%増)、土地が3731件(19.2%増)。地域別にみると、九州以外で前年同月を上回り、首都圏が5984件(20.8%増)、近畿圏が3635件(26.6%増)、中部圏が1357件(17.3%増)、九州が1314件(0.2%減)、北海道が859件(6.0%増)となった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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