10月の4レインズ、売り成約件数18%増
2020年11月24日
不動産流通推進センターは20日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける10月分の活用状況をまとめた。成約報告件数は、売り物件が前年同月比18.3%増の1万7422件で、再びプラスに転じた。賃貸物件は2.4%増の3万266件となり、4カ月連続で前年同月を上回った。
売り物件をみると、新規登録件数は10.1%減の13万952件となり、7カ月連続で前年同月を下回った。前月比では5.9%の増加で2カ月連続のプラス。総登録件数は9.7%減の34万1546件となり、4カ月連続で前年同月を下回った。前月比でも1.8%減と6カ月連続で減り続け、在庫件数の減少が引き続き目立った。
一方、賃貸物件は新規登録件数が16.1%増の27万5305件となり、6カ月連続で前年同月を上回った。総登録件数は16.0%増の48万8843件で、5カ月連続で前年同月を上回り、前月比でも4.1%増と7カ月連続で増え続けている。
売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが前年同月比18.4%増の6974件、一戸建てが19.8%増の5945件、土地が17.2%増の4084件と大幅に増加した。全地域で前年同月比プラスとなった。
内訳は、首都圏が31.2%増の6727件、近畿圏が6.4%増の3966件、九州が11.8%増の1486件、中部圏が10.1%増の1405件、北海道が9.4%増の979件、関東甲信越が16.5%増の699件、東北が18.3%増の685件、中国が22.6%増の657件、中部4県が18.6%増の619件、四国が47.4%増の199件だった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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