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20年度の中古成約件数、戸建が過去最高

2021年04月22日

東日本不動産流通機構は21日、20年度(20年4月~21年3月)の首都圏不動産流通市場動向をまとめた。中古マンションの成約件数は前年度比2.3%減の3万7049件となった。3年ぶりに前年度を下回ったが、5年連続で3万7000件台を維持した。中古戸建ての成約件数は9.0%増の1万4102件となり、過去最高を更新した。前年度越えは3年連続。すべてのエリアで増加した。

中古マンションの成約物件の平均価格は5.5%上昇の3668万円で、8年連続の上昇。成約物件を価格帯別にみると、5000万円以上の各価格帯で件数が増加した。成約物件の1m2当たり単価は4.1%上昇の56.14万円。上昇は8年連続で、この8年間で46.2%上昇した。新規登録件数は15.6%減の17万388件と大幅に減り、2年連続で減少した。中古戸建ての成約物件の平均価格は2.3%上昇の3199万円で、2年連続で上昇。

成約物件を価格帯別にみると、すべての価格帯で件数が増えた。新規登録件数は19.7%減の5万7580件と2割近く減少し4年ぶりのダウン。5万件台となるのは10年ぶり。

21年1~3月期の中古マンション動向をみると、成約件数は前年同期比12.2%増の1万1295件となり、四半期ベースの過去最高を更新した。前年同期を上回るのは3期連続。成約価格は前年同期比6.4%上昇の3797万円となり、34期連続で前年同期を上回った。前期(20年10~12月)比では2.3%の上昇で、3期連続で上昇し続けている。新規登録件数は22.0%減の4万320件となり、6四半期連続で前年同期を下回った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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