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中古マンション成約件数は依然高水準

2021年03月11日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、2月の不動産流通市場動向をまとめた。首都圏の中古マンション成約件数は前年同月比4.3%減の3587件となった。2月としては過去最高を更新した昨年に次ぐ水準で好調な成約状況が続く。

一方で売り物件の大幅な減少は止まらず、新規登録件数は8カ月連続、在庫件数は7カ月連続で前年同月比2ケタ減が続いている。中古戸建ては成約件数が前年同月比22.8%増の1363件と大幅に増加し、2月の過去最高を更新した。前年超えは8カ月連続。

中古マンションの成約m2単価は前月比0.2%上昇の57.67万円で、6カ月連続で前月を上回った。前年同月比では5.3%の上昇。成約価格は前月比0.1%上昇の3775万円で、前年同月比では5.7%の上昇だった。一方、新規登録件数は1万3192件で前年同月比24.3%の大幅減となった。前年割れは18カ月連続で、前月比でも2.1%の減少だった。

在庫件数は3万6323件で、前年同月比23.4%の大幅減。前年割れは15カ月連続となり、前月比でも2.0%減と9カ月連続で減り続けている。成約数をエリア別にみると、都区部が7.3%減の1485件、横浜市・川崎市が0.5%減の654件と減少、埼玉県は5.2%増の427件と増加した。

中古戸建ての成約価格は前月比3.8%上昇の3392万円だった。前年同月比では6.5%の上昇。新規登録件数は前年同月比32.2%減の4294件で、前年割れは12カ月連続となった。在庫数は前年同月比27.8%減の1万6694件。前月比では3.2%減で、12カ月連続で在庫が減り続けている。

(提供:日刊不動産経済通信)

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