売り成約2%減、在庫数は10カ月連続減
2021年03月23日
不動産流通推進センターは22日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける2月の活用状況をまとめた。売り物件の成約報告件数は前年同月比2.0%減の1万6629件と2カ月ぶりに減少。新規登録件数と総登録件数は2月も前年同月比2ケタ減となり、在庫数の大幅な減少が続いている。
売り物件の新規登録件数は23.0%減の10万6737件で、11カ月連続で前年同月を下回った。2ケタ減となるのは6カ月連続。前月比でも9.5%の減少。総登録件数は18.6%減の31万5424件で、8カ月連続の前年同月割れ。2ケタ減は4カ月連続。
前月比でも2.5%減と10カ月連続で減り続けている。売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが前年同月比5.4%減の6878件、一戸建てが1.4%増の5821件、土地が1.4%減の3458件。エリア別にみると、首都圏と四国、九州で前年を上回った。
内訳は、首都圏が2.1%増の6734件、近畿圏が5.7%減の3949件、九州が2.7%増の1436件、中部圏が1.5%減の1402件、北海道が10.7%減の732件、東北が7.7%減の636件、関東甲信越が2.9%減の577件、中国が10.3%減の520件など。
賃貸物件の成約件数は7.9%減の4万1360件となり、4カ月連続で前年同月を下回った。新規登録件数は5.8%増の27万1490件で、10カ月連続の前年同月比プラス。総登録件数は26.8%増の47万1367件で、9カ月連続で前年同月を上回った。前月比では3.8%の減少で、3カ月連続で減少した。
(提供:日刊不動産経済通信)
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