3月の4レインズ、売成約は5.4%増
2021年04月21日
不動産流通推進センターは20日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける3月の活用状況をまとめた。売り物件の成約報告件数は前年同月比5.4%増の1万9938件となり、再びプラスに転じた。新規登録件数と総登録件数は3月も前年同月比2ケタ減となり、在庫数の減少は止まっていない。
売り物件の新規登録件数は17.3%減の11万7421件で、12カ月連続で前年同月を下回った。2ケタ減となるのは7カ月連続。前月比では10.0%の増加。総登録件数は20.5%減の30万5230件で、9カ月連続で前年割れとなった。2ケタ減は5カ月連続。前月比でも3.2%減と11カ月連続で減り続けている。
売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが前年同月比11.7%増の8255件、一戸建てが0.8%減の6683件、土地が4.5%増の4535件。エリア別にみると、首都圏と中部圏、近畿圏、中国、四国、九州で前年同月を上回った。
内訳は、首都圏が12.8%増の7843件、近畿圏が3.2%増の4905件、九州が3.9%増の1678件、中部圏が0.1%増の1672件、北海道が8.4%減の823件、東北が7.6%減の758件、関東甲信越が1.3%減の749件など。
賃貸物件の成約件数は2.1%増の4万6501件となり、5カ月ぶりに前年同月を上回った。新規登録件数は10.1%増の30万4199件で、11カ月連続の前年同月比プラス。総登録件数は25.3%増の46万2608件で、10カ月連続で前年同月を上回った。前月比では1.9%減で、4カ月連続で減少している。
(提供:日刊不動産経済通信)
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