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4月着工、7.5万戸で2カ月連続増加

2021年06月01日

国土交通省は5月31日、4月の「建築着工統計調査報告」を公表した。新設住宅着工戸数は7万4521戸(前年同月比7.1%増)で、2カ月連続の増加となった。新設住宅着工床面積は606.4万m2(5.3%増)で3カ月ぶりの増加。季節調整済み年率換算値は88万3000戸(前月比0.3%増)となり、4カ月連続で増加した。

分譲住宅は2万2483戸(前年同月比0.3%減)で前月の増加から再び減少に転じた。うちマンションは1万776戸(0.5%増)で2カ月連続増。首都圏5117戸(9.4%減)、近畿圏1964戸(9.4%減)、中部圏959戸(41.7%減)。

分譲一戸建ては1万1595戸(0.6%減)で17カ月連続の減少となった。分譲一戸建て業者に国交省がヒアリングを行ったところ、「土地が仕入れられない。仕入れを増やそうとしているが難しい状況がしばらく続いている」との声があるという。

持家は2万2877戸(8.8%増)で6カ月連続の増加。うち民間資金の持家は2万641戸(10.2%増)。6カ月連続で増加した。貸家は2万8825戸(13.6%増)で2カ月連続の増加。うち民間資金の貸家は2万6056戸(16.5%増)で3カ月連続で増加した。貸家の増加は、昨年が低水準だったことによる反動の傾向が強い。

民間非居住建築物の着工床面積は368万m2(3.3%増)で2カ月連続の増加。使途別では店舗が36万m2で24.8%増、倉庫が125万㎡で26.6%増でともに2カ月連続増加。事務所は50万m2で10.6%減、工場は46万m2で18.0%減でともに2カ月連続減少。

(提供:日刊不動産経済通信)

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