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売成約数は19年比2割増、在庫減少続く

2021年06月22日

不動産流通推進センターは21日、全国の4不動産流通機構(東日本、中部圏、近畿圏、西日本)のレインズシステムにおける5月の活用状況をまとめた。売り物件の成約報告件数は1万6393件。緊急事態宣言下だった昨年の反動で、前年同月比49.7%増となった。コロナ前の19年5月と比較すると20.8%増だった。売り物件の新規登録件数と総登録件数は5月も前年同月比2ケタ減が続き、在庫の減りは止まっていない。

新規登録件数は11.1%減の11万5529件で、前年を下回るのは14カ月連続となった。2ケタ減は9カ月連続。総登録件数は22.1%減の30万268件で、11カ月連続の前年割れとなった。2ケタ減は7カ月連続。前月比でも0.6%減で、13カ月連続で在庫が減り続けている。

成約件数の詳細を19年5月と比較すると、マンションは19年比19.3%増の6394件、一戸建ては20.4%増の5689件、土地が24.1%増の3888件。エリア別にみると、首都圏が24.1%増の6489件、近畿圏が27.8%増の3894件、九州が12.7%増の1363件、中部圏が10.4%増の1307件、北海道が11.0%増の790件、東北が2.1%減の697件など。

賃貸物件の成約件数は前年同月比26.5%増の2万8067件。コロナ前の19年5月と比較すると2.2%の微増だった。新規登録件数は前年同月比7.5%増の26万1966件で、13カ月連続で前年を上回った。総登録件数は16.2%増の48万9980件で、12カ月連続で前年比プラス。前月比でも2.9%増となった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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