売買成約は4.7%増、賃貸成約は微減
2021年07月21日
不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構のレインズシステムにおける6月の活用状況をまとめた。売り物件の成約報告件数は前年同月比4.7%増の1万7073件となり、4カ月連続で前年同月を上回った。
売り物件の新規登録件数と総登録件数は6月も前年同月比2ケタ減が続き、在庫の減少が続いている。
売り物件の新規登録件数は19.2%減の10万9376件で、15カ月連続で前年同月を下回った。2ケタ減となるのは10カ月連続。総登録件数は23.3%減の29万730件で、12カ月連続での前年割れとなった。2ケタ減は8カ月連続。前月比でも3.2%減と14カ月連続で在庫が減り続けている。
成約件数の詳細をみると、マンションが前年同月比3.7%増の6490件、一戸建てが0.5%減の5981件、土地が13.2%増の4110件。エリア別にみると、関東甲信越と中部4県を除くエリアで前年同月を上回った。内訳は、首都圏が5.7%増の6342件、近畿圏が5.3%増の4222件、九州が7.7%増の1537件、中部圏が1.0%増の1445件、北海道が11.1%増の859件、東北が9.1%増の716件、関東甲信越が4.3%減の664件など。
賃貸物件の成約件数は0.6%減の3万22件となり、4カ月ぶりに前年同月を下回った。新規登録件数は4.1%増の26万4365件で、14カ月連続で前年同月を上回っている。総登録件数は14.7%増の50万5710件で、13カ月連続の前年同月比プラス。前月比では3.2%増と、3カ月連続で在庫が増えている。
(提供:日刊不動産経済通信)
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