9月の4レインズ、売り成約数は11%減
2021年10月22日
不動産流通推進センターは全国の指定流通機構のレインズシステムにおける9月の活用状況をまとめた。売り物件の成約報告件数は前年同月比11.1%減の1万5425件と、3カ月連続での前年割れとなった。新規登録件数と総登録件数は9月も前年比2ケタ減となり、在庫の減少が続いている。
売り物件の成約件数の詳細をみると、マンションが9.2%減の6009件、一戸建てが10.9%減の5407件、土地が15.3%減の3573件。エリア別にみると、四国と九州を除く地域で前年同月を下回った。
内訳は、首都圏が8.7%減の5992件、近畿圏が20.3%減の3381件、九州が1.2%増の1408件、中部圏が5.5%減の1397件、北海道が11.6%減の796件、関東甲信越が8.7%減の638件、東北が11.6%減の607件、中国が8.3%減の539件、中部4県が21.3%減の483件など。新規登録件数は前年同月比10.6%減の11万620件で、2ケタ減が13カ月続いている。前年割れは18カ月連続。
総登録件数は17.4%減の28万7343件で、15カ月連続での前年割れとなった。2ケタ減は11カ月連続。前月比でも0.2%減となり、17カ月間も在庫が減り続けている。
賃貸物件の成約報告件数は前年同月比4.8%減の2万9112件と、4カ月連続で前年を下回った。新規登録件数は29.8%増の33万4416件で、17カ月連続で前年同月を上回った。総登録件数は22.8%増の57万6648件で、16カ月連続の前年同月比プラス。前月比でも9.5%増となり、6カ月連続で在庫が増えている。
(提供:日刊不動産経済通信)
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