2月のマンション市場動向・首都圏、発売戸数は2%増の2287戸
2022年03月18日
不動産経済研究所は17日、2月の首都圏マンション市場動向を発表した。新規供給戸数は前年同月比2.0%増の2287戸で、3カ月ぶりの増加となった。初月契約率は73.3%で、前年同月の76.0%を2.7ポイント下回るも、2カ月ぶりの70%台となっている。
2月の供給物件数は全129件で、前年同月の139物件と比べると10件、7.2%の減少。このうち100戸以上を売り出した物件は2物件だった(前年同月も同数)。
また初回売り出し物件は24物件・972戸で、前年同月(17物件・740戸)を物件数は7物件、戸数は232戸上回っている。供給戸数をエリア別にみると、都区部と神奈川県が減少した一方、都下、埼玉県、千葉県は2ケタ増と伸ばしている。都区部は0.2%減と2カ月ぶりの減少となり、シェアは45.8%で前年同月比1.0ポイントダウンしている。
新規供給に対する契約戸数は1677戸で、初月契約率は73.3%。エリア別では都区部74.8%、神奈川県70.4%、千葉県73.1%の3エリアが7割以上と好調だった。
戸当たり平均価格は前年同月比16.3%上昇の7418万円、m2単価は15.6%上昇の109.6万円。平均価格、単価ともに2カ月連続のアップ。エリア別にみると都下が平均価格、単価ともに下落した一方、都区部、埼玉県、千葉県はいずれも2ケタの上昇となっている。
専有面積は67.69m2で、前年同月比0.6%の拡大。即日完売は4物件・187戸(シェア8.2%)、フラット35登録物件戸数は2116戸(92.5%)。2月末時点の在庫は6146戸で、前月末比291戸減少している。
3月の供給は3500戸前後を見込んでいる。
(提供:日刊不動産経済通信)
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