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4月の中古戸建ての成約件数は高水準

2022年05月16日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は13日、4月の不動産流通市場動向を公表した。首都圏の中古戸建ての成約件数は前年同月比11.7%減の1190件。2ケタ減にはなったが、4月単月で過去最高だった21年に次ぐ高水準。一方、中古マンションの成数件数は9.7%減の3094件となり、4カ月連続で前年を下回った。直近10年間でみると4月として上から7番目の低水準だった。

中古戸建ての成約価格は前月比2.1%下落の3664万円。前年同月比では7.6%上昇し、18カ月連続で前年を上回った。新規登録件数は4256件。在庫件数は前年同月比14.1%減の1万3061件で、2ケタ減が19カ月続く。

成約件数をエリア別にみると、神奈川県他(横浜市・川崎市以外)を除いたすべての地域で減少が続き、いずれも2ケタ減となった。成約実績は都区部が10.2%減の203件、多摩が16.3%減の154件、埼玉県が12.6%減の264件、千葉県が13.9%減の241件、横浜市・川崎市が17.2%減の164件、神奈川県他が4.5%増の164件。

中古マンションの成約価格は前月比4.9%上昇の4363万円。前年同月比では14.0%の2ケタ上昇となり、23カ月連続で前年を上回った。新規の登録件数は1万4226件。在庫件数は前年同月比9.3%増の3万7360件で、3カ月連続での前年超えとなった。成約件数はすべてのエリアで前年を下回った。東京都区部が2.0%減の1388件、横浜市・川崎市が15.8%減の518件、埼玉県が20.3%減の333件、千葉県が13.7%減の354件など。

(提供:日刊不動産経済通信)

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