不動産サイト nomu.com > 不動産ニュース > 5月のマンション市場動向・首都圏、発売戸数は4%減の2466戸

不動産ニュース Pick-up

5月のマンション市場動向・首都圏、発売戸数は4%減の2466戸

2022年06月21日

不動産経済研究所は20日、5月の首都圏(1都3県)マンション市場動向を発表した。供給戸数は前年同月比4.3%減の2466戸で、2カ月ぶりの減少となった。初月契約率は70.2%で、前年同月の69.3%を0.9ポイント上回り、4カ月連続で70%を超えた。

5月の供給物件数は全146物件で、前年同月の168物件と比べると22物件下回ったが、100戸以上を売り出した物件は3物件あり、前年同月を上回った(前年同月ゼロ)。初回売り出し物件は25物件・983戸で、前年同月(29物件・861戸)を物件数では4物件下回ったが、戸数では122戸上回っている。

供給戸数をエリア別にみると、都下、埼玉県、千葉県が増加した一方、都区部と神奈川県は2ケタ減と落ち込んだ。都区部は31.7%減と2カ月ぶりの減少となり、シェアは33.4%で前年同月実績(46.8%)に比べて13.4ポイント低下した。

新規供給に対する契約戸数は1732戸で、初月契約率は70.2%。エリア別では都下78.7%、埼玉県77.7%、千葉県77.9%の3エリアが7割以上と好調だった。

戸当たり平均価格は前年同月比3.0%の上昇の6088万円で、m2単価は2.7%下落の90.7万円。平均価格は2カ月ぶりの上昇、単価は2カ月連続の下落となった。エリア別にみると都区部、埼玉県、千葉県が平均価格、単価ともに上昇した。

専有面積は5.8%拡大の67.09m2。即日完売は4物件・32戸(シェア1.3%)、フラット35登録物件戸数は2317戸(94.0%)。5月末時点の在庫は5346戸で、前月末よりも129戸減った。

6月の供給は2500戸前後の見込みで、22年上半期(1~6月)の累計は1万3000戸程度となる。

(提供:日刊不動産経済通信)

  • ノムコム会員