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中古マンション成約数、6カ月連続の前年割れ

2022年07月12日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は11日、6月の不動産流通市場動向を公表した。首都圏の中古マンションの成数件数は前年同月比7.9%減の3003件となり、6カ月連続で前年を下回った。直近10年間でみると6月としては14年に次ぐ低水準だった。エリア別では東京都区部が1.3%増の1326件と、6カ月ぶりに前年を上回った。

中古マンションの成約価格は前月比1.4%上昇の4231万円。前年同月比では9.2%の上昇となり、25カ月連続で前年を上回った。成約m2単価は前月比2.1%上昇の66.99万円。

前年比では12.8%の2ケタ上昇で、26カ月連続で前年を上回った。新規の登録件数は1万4461件。在庫件数は前年同月比10.5%増の3万7179件と、5カ月連続で前年を上回った。

成約件数をエリア別にみると、都区部以外で前年比減が続いた。多摩が9.7%減の271件、横浜市・川崎市が17.4%減の502件、神奈川県他が15.5%減の197件、埼玉県が10.7%減の333件、千葉県が14.8%減の374件だった。

中古戸建ての成約数は前年同月比13.8%減の1145件。直近10年間で6月として上から5番目の水準だった。成約価格は前月比2.8%上昇の3822万円。前年比では7.9%の上昇と、20カ月連続で前年を上回っている。

新規登録件数は4375件。在庫件数は前年同月比9.2%減の1万2860件で、前年割れは25カ月連続。成約件数は東京都区部が19.3%減の205件、多摩が11.1%減の168件、埼玉県が8.8%減の249件、千葉県が3.8%増の248件、横浜市・川崎市が29.7%減の142件など。

(提供:日刊不動産経済通信)

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