中古マンション成約1割減、価格13%増
2022年11月11日
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、10月の不動産流通市場動向を公表した。首都圏の中古マンションの成約件数は3072件(前年同月比10.7%減)で、成約価格は4395万円(13.1%増)だった。
在庫件数は4万300件(14.4増)で9カ月連続で前年より増加した。中古戸建て住宅の成約件数は1212件(2.3%減)で、成約価格は3728万円(4.4%増)だった。在庫件数は1万4120件(6.2%増)。
首都圏の中古マンションの成約m2単価は、69.40万円(14.7%増)となり、30カ月連続で上昇した。新規登録件数は1万6446件で、新規登録のm2単価は72.95万円、在庫のm2単価73.77万円。
10月のm2単価を1月と比較すると、成約、新規登録、在庫のいずれも4~8%程度の上昇となった。エリアごとの前年との比較では、1都3県の全エリアで成約件数は下回り、成約m2単価は上回った。
成約件数は東京都区部1366件(3.1%減)以外は、多摩、横浜・川崎市、神奈川県他、埼玉県、千葉県のいずれも前年より10%以上の減少幅を記録した。
首都圏の中古戸建て住宅の成約件数は10カ月連続で前年割れ、成約価格は24カ月連続で前年超えとなった。新規登録件数は5062件、新規登録価格は4380万円。
エリア別では、成約件数は神奈川県他162件(16.5%増)、千葉県261件(13.0%増)と増えた一方、東京都区部は205件(10.1%減)だった。
成約価格は東京都区部が6129万円(3.4%増)。多摩が3986万円(13.5%)、神奈川県他が3557万円(11.1%)と大きく上昇した。
(提供:日刊不動産経済通信)
- 地価LOOK、3期連続で全地区が上昇 (11/20)
- 首都圏の中古マンション価格、10月はほぼ横ばい (11/12)
- フラット35金利、3カ月ぶり上昇 (11/05)
- 23区9月マンション、供給減8カ月続く (10/30)
- 24年度上半期のマンション市場動向・首都圏 (10/22)