不動産サイト nomu.com > 不動産ニュース > 23区の中古マンション成約が5カ月ぶりに増加

不動産ニュース Pick-up

23区の中古マンション成約が5カ月ぶりに増加

2023年01月16日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は13日、22年12月の不動産流通市場の動向を公表した。

首都圏の中古マンションの成約件数は2835件(前年同月比1.6%減)で5カ月連続の前年割れだったが、東京都区部のみ、1295件(6.6%増)と5カ月ぶりに前年を上回った。成約価格は4373万円(6.2%増)と31カ月連続で前年を超えた。中古戸建の成約件数は1036件(10.5%減)、成約価格は3872万円(8.7%増)だった。

中古マンションの在庫件数は、4万1665件(16.6%増)で前月より1.2%増加。新規登録件数も前月より0.7%多い1万4570件だった。

成約件数は、都区部を除いて多摩と3県で前年を下回った。成約m2単価は69.94万円(9.0%増)で32カ月連続で上昇した。新規登録m2単価は72.95万円、在庫m2単価は73.43万円。

エリア別の成約m2単価では、都区部の101.80万円(6.5%増)を始め全エリアの価格が上昇。神奈川県他は42.08万円(22.2%増)、千葉県は37.21万円(10.8%増)と、大幅に上昇した。

中古戸建住宅の在庫件数は1万4754件(12.1%増)に増え、新規登録件数は前月比6.8%減の4231件だった。エリア別の成約件数では千葉県のみ232件(3.1%増)と増加。

都区部199件(11.2%減)、多摩138件(11.0%減)、横浜・川崎市137件(22.6%減)、神奈川県他103件(30.4%減)と大幅減が多く、埼玉県もほぼ横ばいながら227件(0.4%減)に減少。

成約価格は全エリアで上昇し、都区部6804万円(9.9%増)のほか、多摩4111万円(19.1%増)、神奈川県他3275万円(18.9%増)となっている。

(提供:日刊不動産経済通信)

  • ノムコム会員