12月の売買成約は18カ月ぶりに前年超え
2023年01月23日
不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構による22年12月と22年年間のレインズシステムの活用状況をまとめた。
12月の売り物件の新規登録件数は9万5519件(前年同月比5.3%減)で33カ月連続の前年割れとなった。成約件数は1万3916件(0.8%増)で18カ月ぶりに前年超えに転じた。
総登録件数は33万675件で7カ月連続の増加。22年の売り物件は118万149件(前年比11.7%減)で前年より減少したが、首都圏は52万135件(19.4%増)と増加へ転じた。
12月の売り物件の新規登録は態様別に、媒介6万3274件(前年同月比15.4%減)、売主3万792件(22.8%増)、代理1453件(34.2%増)。
エリア別にみると、前月比で首都圏は3.7%減の4万4065件、近畿圏は8.3%減の1万5488件だった。売り物件の成約1万3916件は、前月と比べると0.7%の減少。エリア別では、前月比で首都圏は1.9%増加して5182件、近畿圏は5.7%減の3315件、中部圏は0.5%増の1215件となった。
22年の売り物件の登録118万149件のうち、首都圏は52万135件で44.1%を占めており、近畿圏の20万975件を加えた2エリアの合計が、2年ぶりに過半数に転じた。
物件種別では、マンションだけ42万3952件(前年比3.1%増)と前年以上に増加。一戸建住宅37万8564件(12.3%減)、土地30万9326件(26.3%減)などは減少した。
22年末時点での総登録件数は、売り物件30万6291件(5.2%増)。成約報告件数は、売り物件17万4848件(9.2%減)で、年間の新規登録数から求めた成約報告率は14.8%(0.4ポイント増)だった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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