1月の中古住宅は売出物件が3割増加
2023年02月13日
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、23年1月の不動産流通市場の動向を公表した。
首都圏の中古マンションの新規登録は1万6588件(前年同月比31.7%増)と大幅に増加した。前月と比べても13.9%増だった。
中古戸建も、新規登録は4769件(30.0%増)と大きく増加し、前月比でも12.7%増となった。在庫件数も、中古マンションが4万3688件(19.7%増)、中古戸建が1万5300件(14.2%増)と積み増している。
中古マンションの成約の件数は2581件(6.5%減)で、6カ月連続で前年を下回った。一方、価格は4276万円(3.1%増)、m2単価は68.31万円(6.4%増)で上昇が30カ月以上連続している。
新規登録m2単価は74.31万円(6.2%増)、在庫m2単価は73.94万円(4.1%増)。エリア別では、全地域で成約件数が減少。埼玉県288件(12.2%減)、千葉県287件(18.2%減)の減少幅が大きかった。
成約m2単価は、東京都区部100.05万円(5.5%増)を始め3県も上昇が続いたが、多摩は50.11万円(1.2%減)で23か月ぶりに前年を下回った。
中古戸建の成約価格は3827万円(9.4%増)と27カ月連続で上昇したが、前月の価格より1.2%減だった。
新規登録価格は4465万円(9.6%増)、在庫価格は4610万円(4.2%増)。エリア別の成約件数は、東京都区部が164件(7.2%増)で13カ月ぶり前年超え。神奈川県他132件(0.8%増)、千葉県210件(14.1%増)も前年より増えた。
成約価格では東京都区部6610万円(14.9%増)、多摩3890万円(7.6%増)、埼玉県2577万円(5.1%増)は前月を下回った。
(提供:日刊不動産経済通信)
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