売り総登録件数は12カ月連続で前年超え
2023年06月21日
不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構による5月のレインズシステムの活用状況をまとめた。
売り物件の新規登録件数は11万1843件(前年同月比19.1%増)で、5カ月連続で2ケタ増が続いている。成約報告件数は1万3896件(2.2%減)となり、2カ月連続で前年同月を下回った。総登録件数は36万4103件(23.5%増)で、12カ月連続で前年を上回った。
売り物件を態様別にみると、新規登録のうち、媒介契約が7万2600件(11.1%増)、売主が3万7214件(36.1%増)、代理が2029件(68.5%増)となった。成約報告の内訳は、媒介契約が1万1309件(5.3%減)、売主が2524件(13.4%増)、代理が63件(46.5%増)。
売り物件の新規登録は、地域別では首都圏5万239件(23.6%増)に加え、北海道4273件(40.6%増)、東北4544件(30.1%増)、九州9797件(23.7%増)などが前年同月より大きく増加した。
近畿圏は1万8293件(13.5%増)、中部圏は8220件(15.6%増)だった。地域別の成約件数は、首都圏が5173件(4.7%減)、近畿圏が3421件(2.2%減)、中部圏が1271件(0.4%減)など、主だったエリアに減少傾向がみられ、前年の件数を下回った。
一方で、九州1064件(6.9%増)など3エリアでは前年を上回った。
賃貸物件をみると、新規登録件数は22万6809件(5.1%減)で、15カ月連続で前年より減少が続く。成約報告件数は2万9886件(1.6%増)となり、前年超えに転じた。総登録件数は48万2883件(9.3%減)で、9カ月連続で前年を下回った。
(提供:日刊不動産経済通信)
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