売りの成約件数3カ月連続で前年上回る
2023年09月21日
不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構(レインズ)による8月のレインズシステムの活用状況をまとめた。
売り物件の成約件数は1万2291件(前年同月比0.9%増)で、3カ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数が10万6472件(17.3%増)、前年を8カ月連続で上回った。
売り物件の成約を取引態様別にみると、媒介契約9899件(2.1%減)、売主2348件(15.8%増)、代理44件(増減なし)だった。地域別では、首都圏4314件(0.6%減)、近畿圏2889件(2.3%減)、中部圏1137件(1.4%減)と三大都市圏で揃って前年割れだった。
地方エリアでは、九州・沖縄1023件(2.4%増)を始めとして、関東甲信越571件(12.2%増)、中部4県465件(21.4%増)など前年より成約増が目立ち、全国でもプラスだった。
新規登録物件は取引態様別で、媒介契約6万4972件(5.4%増)、売主3万9621件(42.6%増)、代理1879件(37.0%増)だった。
地域別に、首都圏5万383件(28.7%増)に続いて、近畿圏1万7315件(17.4%増)、九州圏8421件(10.0%増)など2ケタ増となったエリアが多く、全国における新規登録の大幅増を反映した。
一方で、関東甲信越6199件(4.7%減)、中国3115件(2.9%減)など地方エリアの一部では、新規登録が減少した。
売り物件の総登録件数は38万1419件(24.1%増)で、15カ月連続で前年同月を上回った。前月比でも16カ月連続の増加が続いている。
(提供:日刊不動産経済通信)
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