中古マンション成約件数が9期ぶり前年を上回る
2023年10月18日
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は17日、7~9月期の不動産流通市場動向を公表した。首都圏の中古マンションの成約件数は8794件(前年同期比4.2%増)で、前年同期を9期ぶりに上回った。
成約m2単価は72.69万円(6.3%増)と、13期連続の前年超え。成約価格が4621万円(6.1%増)で44期連続で前年を上回った。新規登録件数は4万8838件(12.8%増)、新規登録価格は4076万円(0.8%増)でそれぞれ3期連続の前年超え。
中古マンションの動向を地域別にみると、成約件数では東京都区部が4020件(8.9%増)、多摩で808件(0.5%増)、横浜市・川崎市は1481件(6.4%増)、神奈川県他の579件(0.3%増)は前年同期を上回った。
多摩と神奈川県他の前年超えは7期ぶり。一方、埼玉県の923件(1.4%減)と、千葉県の983件(5.3%減)は前年同期を下回った。千葉県は7期連続の前年割れ。
成約m2単価は、6エリア全てで前年より上昇した。東京都区部は105.40万円(3.7%増)で43期連続、他のエリアも11~16期連続で前年を上回った。
首都圏の中古戸建住宅は、成約件数が3091件(2.7%減)で9期連続で前年同期を下回った。成約価格は3842万円(1.0%増)となり、前年より13期連続で上昇した。
地域別にみて、成約件数は東京都区部の568件(4.0%増)と多摩の425件(0.2%増)を除いた4エリアで前年割れだった。
成約価格では東京都区部が6491万円(5.4%減)、神奈川県他は3241万円(1.5%減)の2エリアで前年を下回り、横浜市・川崎市の4615万円(2.2%増)を始め4エリアは前年から上昇となった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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