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中古マンションの価格は前年比上昇が42カ月連続

2023年12月13日

不動産流通推進センターは11日、11月に全国の指定流通機構(レインズシステム)に成約報告があった売買の取引事例のうち、既存住宅の動向を公表した。

中古マンションの成約価格は3756万円(前年同月比8.59%増)、成約m2単価57.03万円(8.71%増)となり、ともに42カ月連続で前年同月を上回った。成約件数は5483件(1.37%増)。

一方、中古戸建住宅は成約価格2517万円(2.25%減)で2カ月ぶりに再び前年割れだった。成約件数は3308件(1.32%増)だった。

中古マンションを地域別でみると、成約価格は首都圏で4783万円(7.17%増)と上昇したほか、近畿圏の3007万円(11.91%増)と九州・沖縄の2476万円(12.85%増)は、2ケタ増と強く上昇。加えて、東北の2509万円(24.45%増)と四国の2080万円(24.70%増)も大幅に上昇した。

中部圏は2329万円(0.69%増)でほぼ横ばい。成約件数は、首都圏の2820件(3.49%増)が牽引して、近畿圏も1352件(2.35%増)で増加傾向。横ばいだった九州・沖縄の355件(前年と同じ)や、2ケタ減の中部圏の352件(11.11%減)などはあったが、全国では成約件数が増加した。

中古戸建住宅は地域別に、成約価格で首都圏の3886万円(0.46%減)を始め、中部圏の2270万円(2.41%減)など8エリアが下落傾向。近畿圏の2307万円(4.58%増)を始め3エリアは上昇したが、全国では下落した。

成約件数は、7エリアで増加して全国でも若干の増加がみられた。また、近畿圏が942件(4.55%増)と伸び、首都圏の889件(7.49%減)を上回った。

(提供:日刊不動産経済通信)

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