売り物件成約数、6カ月続け前年上回る
2023年12月21日
不動産流通推進センターは20日、全国の指定流通機構(レインズ)による10月のレインズシステムの活用状況をまとめた。
売り物件は、成約報告件数が1万4571件(前年同月比4.0%増)で6カ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数は12万80件(9.6%増)で約1割、総登録件数は40万1478件(22.6%増)で2割超と、いずれも大きく前年を上回った。売り物件の登録件数は、前年同月を上回る水準が10カ月以上続いている。
売り物件を取引態様別にみると、新規登録件数は、媒介契約が7万4572件(0.5%増)、売主が4万3888件(30.6%増)、代理が1620件(9.3%減)だった。成約報告件数では、媒介契約は1万1828件(1.0%増)、売主は2675件(19.5%増)、代理で68件(6.8%減)だった。
売り物件の地域別では、新規登録件数で首都圏が5万7455件(25.6%増)、近畿圏が1万9949件(18.0%増)、中部圏が8406件(10.7%増)、九州が9291件(16.8%増)、北海道が4729件(24.8%増)となり、主要都市を含むエリアの前年超えが目立った。
成約報告件数でみると反対に、首都圏は5202件(2.3%増)、近畿圏は3725件(6.0%増)、中部圏は1250件(3.4%増)、九州は1116件(1.1%減)で、主要都市を含むエリアの伸びは限定的だった。
売りの物件種類別では、新規登録件数でマンションが4万1337件(14.5%増)、一戸建が4万1414件(13.4%減)、土地が3万298件(1.6%減)、住宅外(全部)が6449件(12.5%増)、住宅外(一部)が582件(22.8%増)だった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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