成約件数は9カ月連続で前年同月上回る
2024年03月25日
不動産流通推進センターは21日、全国の指定流通機構(レインズ)による2月のレインズシステムの活用状況をまとめた。
売り物件の成約報告件数は1万6220件(前年同月比8.2%増)だった。前年同期比で9カ月連続のプラス。新規登録件数は12万794件(13.8%増)で14カ月連続、総登録件数は41万4148件(20.6%増)で21カ月連続でそれぞれ前年同月を上回った。
取引態様別の売り物件は、成約報告件数で媒介契約1万2981件(6.2%増)、売主3176件(17.7%増)、代理63件(3.3%増)だった。新規登録件数では、媒介契約7万5756件(9.7%増)、売主4万3172件(22.0%増)、代理1866件(9.9%増)となった。
売り物件をエリア別にみると、全エリアで成約件数が前年同月を上回った。首都圏の5991件(4.5%増)や近畿圏の3825件(5.8%増)など大都市圏が堅調に増加した。加えて、北海道の768件(24.1%増)、東北の703件(23.3%増)、中部4県の633件(28.9%増)、九州の1318件(20.0%増)は、大幅な増加がみられた。
新規登録件数は、中国を除いた9エリアで前年を上回った。首都圏で5万8168件(13.7%増)、近畿圏で2万1316件(15.8%増)、中部圏も8394件(11.3%増)となり、三大都市圏が揃って2ケタ増で全国の増加を牽引した。
また、総登録件数では、全エリアが前年同月より15%以上増加している。首都圏で12万8012件(19.1%増)、近畿圏で7万5406件(18.1%増)など大都市圏は全国の増加率より緩やかなエリアが多かった。
(提供:日刊不動産経済通信)
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