23年度の3月のマンション市場動向・近畿圏
2024年04月19日
近畿圏(2府4県)の3月の新築分譲マンション市場動向は、供給戸数が前年同月比1.7%増の1448戸となり、4カ月連続で前年実績を上回った。
供給戸数をエリア別にみると、大阪市部が前年同月比10.9%減の427戸、大阪府下が96.8%増の545戸、神戸市部が93.9%減の13戸、兵庫県下が21.3%増の97戸、京都市部が191.7%増の245戸、京都府下が59.3%減の50戸、奈良県が35.7%減の27戸、滋賀県が69.4%減の33戸、和歌山県が35.3%減の11戸。初月契約率は、前年同月比8.5ポイントアップの82.2%と、2カ月連続で好調ラインの70%を上回った。
平均価格は、前年同月比7.1%上昇の5037万円。m2単価では14.7%上昇の86.4万円。平均価格、単価ともに5カ月連続のアップとなった。単価は3月としては調査開始(1973年)以降の最高値を更新。3月末時点の販売在庫は2758戸で、前月末比285戸減少した。なお、4月の供給は1000戸程度となる見通し。
23年度(23年4月~24年3月)の供給戸数は、前年度(1万7252戸)比8.5%減の1万5788戸となり、年度としては2年連続の減少となった。エリア別では、大阪市部が前年度比5.9%減の6486戸、大阪府下が11.6%増の3700戸、神戸市部が53.0%減の744戸、兵庫県下が11.5%減の1637戸、京都市部が11.0減の1649戸、京都府下が26.9%減の299戸、奈良県が8.6%減の395戸、滋賀県が11.3%増の769戸、和歌山県が52.0%減の109戸。大阪府下と滋賀県以外のエリアで減少となった。初月契約率は、前年度比2.6ポイントアップの73.5%と、14年連続の70%台。
平均価格は、前年度比5.5%上昇の4935万円。m2単価は7.6%上昇の83.4万円。単価は11年連続の上昇となり、1973年の調査開始以降の最高値を3年連続で更新した。
(提供:日刊不動産経済通信)
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