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近畿レインズ、中古住宅市況は当面堅調

2024年05月08日

近畿圏不動産流通機構(近畿レインズ)は、24年1~3月期の近畿圏の市況レポートを公表した。

中古マンション市場では、成約件数が4399件(前年同期比3.9%増)で、対象12地域のうち7地域で前年より増加した。成約価格は2990万円で15期連続の上昇。12地域では8地域が前年同期を上回った。新規登録件数は1万7751件(14.2%増)、新規登録価格も2784万円(0.4%増)だった。

中古戸建は、成約件数が3003件(21.1%増)と大幅な前年超えで、全12地域が増加傾向。成約価格では2400万円(0.6%増)で14期連続で上昇が続き、12地域中5地域が前年から上昇した。新規登録件数は1万2317件(24.5%増)。新規登録価格は2713万円(0.8%減)で前年割れだった。

近畿圏でエリア別の成約価格は、中古マンションは大阪市が最高で3909万円(13.1%増)。引き続き高額な物件の取引が目立ち、前年同期比の上昇は34期連続。

中古戸建は、大阪府北部の3681万円(3.0%増)、京都市の3553万円(12.9%増)、大阪市の3366万円(8.6%増)などは上昇した。レポートでは当面低金利環境が続くとみて「中古住宅市場の需要は底堅く推移」と予測した。

(提供:日刊不動産経済通信)

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