首都圏の中古マンション成約件数、増加1年続く
2024年06月11日
東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、5月の不動産流通市場の動向を公表した。
首都圏の中古マンションの成約件数は2845件(前年同月比3.9%増)となり、12カ月連続で前年同月を上回った。成約m2単価は76.30万円(7.5%増)で49カ月連続の前年超え、成約価格が4834万円(5.8%増)で48カ月連続の前年超えだった。中古戸建住宅は、成約件数が1096件(1.4%減)となって6カ月ぶりに前年割れへ転じ、成約価格は3864万円(3.8%増)で前年を4カ月連続で上回った。
中古マンションの新規登録件数は1万5088件(3.3%減)、在庫件数は4万5603件(0.4%減)だった。在庫件数が前年同月を下回るのは28カ月ぶり。地域別にみると、成約件数では横浜市・川崎市を除く神奈川県他の164件(18.0%減)を除いた5エリアで前年を上回った。東京都区部は1258件(4.0%増)で12カ月連続の前年超え。
成約m2単価は全6エリアで前年より上昇。東京都区部は113.53万円(8.6%増)となり、49カ月連続で前年を上回った。ただ、東京・多摩と千葉県、横浜市・川崎市の3エリアでは前月比で価格が下落した。
中古戸建住宅の新規登録件数は5895件(16.6%増)、在庫件数は2万1649件(25.0%増)とともに大きく増加した。地域別の詳細は、成約件数が東京都区部の220件(18.9%増)を除いて5エリアで前年を下回った。
成約価格は、東京都区部の6195万円(1.6%増)を始め、多摩の3863万円(2.1%増)、埼玉県の2694万円(1.3%増)、千葉県の2589万円(9.0%増)の4エリアが前年を上回った。
(提供:日刊不動産経済通信)
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