5月の全国中古マンション成約価格は5%超の続伸
2024年06月12日
不動産流通推進センターは、5月に全国の指定流通機構に売買の成約報告があった取引事例のうち、既存住宅に関する集計データを公表した。
中古マンションの成約価格は3808万円(前年同月比5.75%増)、m2単価は57.63万円(6.70%増)で、ともに48カ月連続で前年同月を上回った。成約件数は5515件(7.57%増)。中古戸建住宅は成約価格が2623万円(0.38%増)とほぼ横ばいながら、僅かに上昇した。成約件数は3573件(10.01%増)だった。
中古マンションの地域別の詳細は、成約価格が首都圏の4881万円(5.72%増)を始め8エリアで上昇。近畿圏は3040万円(11.44%増)、九州・沖縄は2585万円(12.15%増)、中国は2438万円(12.25%増)で2ケタの上昇率だった。
成約件数も8エリアが前年超え。首都圏は2790件(3.83%増)と堅調に増加したほか、北海道の222件(39.62%増)や中部圏の388件(17.58%増)を始めとして5エリアが2ケタ増だった。
中古戸建住宅を地域ごとにみると、成約価格は首都圏の3989万円(4.56%増)や中部圏の2386万円(3.07%増)、近畿圏の2380万円(5.40%増)、九州・沖縄の2128万円(14.59%増)と大都市圏に上昇が多くあった。
成約件数は、首都圏の1010件(0.59%減)を除いて9エリアは増加傾向。中部圏は313件(5.74%増)、近畿圏は961件(6.31%増)と堅調な増加で、北海道の232件(12.62%増)や九州・沖縄の313件(25.70%増)など7エリアで2ケタ増だった。なお、北陸は成約価格が1473万円(29.44%増)、成約件数が74件(80.49%増)で大幅に数値が上昇した。
(提供:日刊不動産経済通信)
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