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24年度上半期のマンション市場動向・首都圏

2024年10月22日

不動産経済研究所は21日、首都圏と近畿圏の24年度上半期(4~9月)の新築分譲マンション市場動向を発表した。

首都圏(1都3県)の供給戸数は8238戸で、前年同期(1万1712戸)と比べ3474戸、29.7%減少。年度上半期としては3年連続の減少で、コロナ禍の20年度上半期(8851戸)を下回り過去最少となった。

地域別の供給戸数は、都区部3242戸(前年同期比42.9%減)、都下714戸(24.8%減)、神奈川県2160戸(4.2%増)、埼玉県788戸(29.8%減)、千葉県1334戸(29.4%減)と、神奈川県が唯一増加した一方、その他のエリアは軒並み2ケタ減と落ち込んでいる。都区部のシェアは39.4%と、前年同期の48.5%から9.1ポイントのダウン。

初月契約率の平均は64.3%で、前年同期の71.4%と比べると7.1ポイントダウンし、年度上半期としては2年ぶりに70%台を下回った。

価格動向をみると、平均価格は7953万円で、前年同期比117万円(1.5%)上昇、m2単価は120.9万円で同2.0万円(1.7%)上昇している。年度上半期としては平均価格、単価ともに2年連続のアップとなっており、2年連続で最高値を更新した。

また、定期借地権付きマンションの24年度上半期の供給戸数は140戸で、前年同期(299戸)と比べ159戸、53.2%減少した。平均価格は8612万円で、前年同期比2267万円(20.8%)下落、m2単価は125.0万円で同31.0万円(19.9%)下落している。

(提供:日刊不動産経済通信)

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