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首都圏の中古マンション成約件数は前年比1割増

2024年12月11日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、11月の不動産流通市場動向をまとめた。

首都圏の中古マンション成約件数は3207件(前年同月比10.6%増)となり、5カ月ぶりに前年同月を上回った。成約m2単価は79.41万円(5.9%増)に上昇し、55カ月連続の前年超え。成約価格は5022万円(6.1%増)で、24年を通じて3度目の5000万円台に達した。中古戸建ては成約件数が1262件(30.2%増)と大幅に増加。成約価格も3895万円(2.1%増)に上昇した。

中古マンションの新規登録件数は1万5506件(4.8%減)、在庫件数は4万5646件(2.9%減)だった。地域別では、成約件数と成約m2単価が全6エリアで前年を上回った。成約件数は東京都区部の1471件(11.7%増)、多摩の299件(12.0%増)、横浜市・川崎市を除いた神奈川県他の207件(24.7%増)が前年比2ケタ増。

成約m2単価は、都区部が117.73万円(6.8%増)、埼玉県が42.47万円(6.1%増)、千葉県が40.81万円(7.2%増)と上昇した。

中古戸建住宅の新規登録件数は6408件(12.0%増)、在庫件数は2万2795件(14.0増)。全6エリアの成約件数が前年超えで、東京都区部の249件(50.9%増)や横浜市・川崎市の179件(38.8%増)を始め、多くのエリアで大幅に増加。

成約価格は、都区部の6825万円(6.3%増)を除くと5エリアで前年割れ。千葉県の2638万円(0.2%減)や神奈川県他の3171万円(0.5%減)は若干の下落だが、多摩は3752万円(14.6%減)と2ケタ減だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

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