不動産サイト nomu.com > 不動産ニュース > 首都圏の中古マンション成約価格49期連続の上昇

不動産ニュース Pick-up

首都圏の中古マンション成約価格49期連続の上昇

2025年01月23日

東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は22日、24年10~12月期(24年4Q)と24年通年の首都圏の不動産流通市場動向を公表した。

4Qの中古マンションの成約価格は4900万円(23年4Q比2.9%増)で49期連続で前年同期を上回った。成約m2単価は77.57万円(3.7%増)、成約件数は9457件(3.6%増)だった。中古戸建住宅は、成約価格が3923万円(0.5%増)とほぼ横ばいながら18期連続の上昇だった。成約件数は3605件(10.2%増)。

中古マンションの成約m2単価は6エリア全てが上昇した。東京都区部は118.95万円(8.3%増)と48期連続の上昇。神奈川県は横浜市・川崎市が64.02万円(0.4%増)など、前年からわずかな上昇にとどまった。成約件数は都区部で4148件(0.5%減)と若干の下落ながら、他5エリアは上昇。多摩の917件(11.6%増)など2ケタ増もあった。

中古戸建住宅は、成約価格が都区部の6731万円(2.9%増)だけ上昇し、横浜市・川崎市の4621万円(4.4%減)や埼玉県の2436万円(5.8%減)など5エリアは減少した。成約件数は都区部で713件(21.3%増)と大幅に増加。他5エリアも増加した。

24年の中古マンションの成約m2単価は76.88万円(23年比6.9%増)と12年連続の上昇だった。6エリア全てで上昇だった。ここ12年で首都圏平均は101.3%増と2倍以上に上昇。成約価格も4890万円(6.9%増)に上昇した。成約件数は3万7222件(3.4%増)。

中古戸建住宅は、成約件数が1万4182件(10.2%増)で、3年ぶりに前年比増加だった。都区部は前年より21.3%の増加だった。成約価格は3948万円(2.6%増)だった。

(提供:日刊不動産経済通信)

  • ノムコム会員