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不動産価格の話題

2015/04/09Vol.287不動産価格

野村不動産アーバンネット実勢調査による2015.4.1時点の首都圏「住宅地価格」と「中古マンション価格」の動向

当社が3ヶ月ごとに実施している「住宅地価格調査」・「中古マンション価格調査」からその概要を報告いたします。
本報告は、「野村の仲介+」各店舗の営業エリアにおいて、調査地点・対象マンションを選択し通常取引を想定して実勢価格を査定したものの要約です。
調査地点は限定されたエリアから抽出したものですので、本報告書の数値は都県全体の変動率を表すものではありません。

中古マンション・住宅地価格ともに8四半期連続でプラス、エリア別平均は全エリアでプラスに(四半期ごとの比較)

1-3月期の「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均では0.5%(前回0.9%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が25.2%(前回35.5%)、「横ばい」が74.2%(前回58.6%)、「値下がり」が0.7%(前回5.9%)となり、値上がり地点と値下がり地点が減少し、横ばい地点が増加しています。エリア別の平均変動率ではすべてのエリアでプラスとなりました。

1-3月期の「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で1.0%(前回0.5%)

四半期比較で「値上がり」を示した地点が36.2%(前回33.5%)、「横ばい」が61.5%(前回56.4%)、「値下がり」が2.3%(前回10.1%)となり、値上がり地点と横ばい地点が増加し、値下がり地点が減少しています。エリア別の平均変動率では全エリアでプラスとなりました。

年間ベースの変動率は6四半期連続でプラス、増加率は2014年1月以降で最大

年間ベースの「住宅地価格」変動率は、首都圏エリア平均で2.2%(前回2.0%)

1年前との比較では、「値上がり」を示した地点が56.3%(前回53.3%)、「横ばい」が36.4%(前回37.5%)、「値下がり」が7.3%(前回9.2%)となり、値上がり地点が増加し、横ばい地点と値下がり地点が減少しました。エリア別の平均変動率では千葉を除いてプラスとなりました。

年間ベースの「中古マンション価格」変動率は、首都圏エリア平均で2.2%(前回1.5%)

1年前との比較では、「値上がり」を示した地点が55.0%(前回50.5%)、「横ばい」が28.0%(前回32.6%)、「値下がり」が17.0%(前回17.0%)となり、値上がり地点が増加し、横ばい地点が減少しました。エリア別の平均変動率では千葉を除いてプラスとなりました。

野村の仲介+ 調査による住宅地・中古マンション価格変動率グラフ(2015年4月)

企画・編集:野村不動産ソリューションズ株式会社 流通事業本部 営業企画部 企画課

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